オーストリアの小売業、8月の靴・衣服の販売が激減

根拠オーストリア.連邦統計局が10月4日に発表した統計によると、2011年8月のオーストリア小売業の売上高はインフレ要因を差し引いた後、実値は約3.8%縮小し、累計2011年1月から8月には売上高は約0.6%減少した。

これは7月に続いて小売業の業績が再び下落し、各景気指標の低迷や欧州の債務危機などのマイナスニュースの影響を受け、オーストリアの人々の消費はさらに保守的になっていることを示している。

　　統計局分析によると、2011年1月から8月までの累計小売実績の衰退が大きかった項目は「時計とジュエリー」類で、前年同期比約9.2%減、「運動器具」類は3.7%減、「服飾と靴」類も約3.1%減だった。

統計局によると、2011年8月だけで計算すると、当月の小売業の「名目」販売金額は前年同月比約4%増加し、インフレ要因を差し引いた後も実質的な成長は約0.9%で、特に「民生用品」、「食品」、「飲料」、「タバコ」などの販売金額は前年よりやや成長したが、累計1～8月以降の表現は昨年に及ばなかった。

本年後半の小売業の動向予想については、連邦統計局の主管者は正面から態度を表明したくない。ただ、今年秋に各労働組合団体と資本家の新ラウンドの賃金交渉が終了したことを考慮する必要がある可能性があり、各種類の雇用者の賃金調整幅が底をついてから検査するほうが正確だと述べた。