バングラデシュashulia区の労働者暴動で数百軒の既製服工場が一時休業

バングラデシュ製造・輸出協会（Bangladesh Garment Manufactures and Exporters Association、BGMEA）およびバングラデシュメリヤス製造・輸出協会（Bangladesh Knitwear Manufactures and Exporters Association、BKMEA）は2012年6月17日、ダッカ市近郊のアシュリアにある350軒の既製服工場を一時閉鎖し、すべての暴力活動が停止するまで、暴力事件の背後にある真の首謀者を見つけることを決定した。

同2大協会は、状況が改善されなければ、バングラデシュ全体の既製服業者に全面的な操業停止を呼びかける可能性もあると述べた。

2012年6月10日頃から、ダッカ近郊のAshulia区にある既製服工場の労働者は、賃上げを求めても成果が得られなかったため、石のれんがを武器にして、DhakaからTangail、DhakaからSylhetへの道路を阻止するための散発的な抗議活動を始めた。

警察は何度もゴム弾と催涙ガスで労働者たちを追い払おうとしたが、警察官同士が暴力的に衝突し、少なくとも50人の既製服労働者が負傷した。Ashulia工業団地はかつて戦場のようだった。

バングラデシュの工業団地警察は、Gazipurなどの他の工業団地に警告している。Narayangani、Chittagong、Savarの各所で、労働者暴動の延長に厳重に警戒している。

ジョイント既製服労働者協会（Combined Garment Workers Federation）会長のNazma Akhter氏は、既製服工場の所有者は営業停止の決定を見直し、上昇する物価に応じて労働者の賃金を調整しなければならないと述べた。

バングラデシュの既製服労働者は今回、現在毎月3000～5500ダッカ（1ドル当たり約81ダッカ）の月給を1500～2000ダッカ引き上げるよう求めている。バングラデシュの既製服労働者の月給は、2010年に激しい抗争の中で約80%上方修正されたことがある。

バングラデシュの既製服業界は、Walmartのような世界中の多くの有名ブランドの代理店のために、Zara, H&M、JCペニー、カルフールなど、毎年の既製服の外販値は全孟の外販の80%を占め、2010-2011会計年度の既製服の外販総額は190億ドルに達した。