英国の7-9月小売売上高、予想外の成長も衣料品は大幅減
英国の小売業によるとコンソーシアム(British Retail Consortium,BRC)データによると、9月の小売業売上高は前年同月比0.3%成長し、7-9月の売上高も0.1%成長し、予想外だった。
総売上高(店舗拡張を含む)は9月と7-9月にそれぞれ2.5%と2.2%増加し、総売上データは改善されたが、同協会のスティーブン・ロバートソン会長は見通しを楽観視していない。
Robertson氏によると、現在の景気低迷の中で、小売業の業績は小幅だという。改善プラスのニュースだが、消費者支出の成長がインフレ率を下回っていることは、消費者消費額が前年同月より少ないことを示しているため、来月のデータがプラス成長するかどうかは保証できない。食品価格の上昇は食品小売業績の上昇の主因であり、7-9月の食品類の売上高は2.1%上昇し、食品類の総売上高は5.1%上昇した。
これは、9月末に気温が上昇したことで食品や飲料類の販売が成長したが、衣料品の販売は、暑さによる消費者の冬服への興味不足で大幅に低下したためだ。
天候の一時的な影響により小売り業業績は増加したが、消費行動に本質的な変化はなかった。
消費者市場調査会社Nielsenの報告によると、消費者は不況で安価で美しい商品の購入に転じており、51カ国の調査に参加した消費者のうち36%が大包装経済型の商品大口商品や原材料の価格が上昇していることに加え、この傾向はしばらく続くだろう。
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